口臭には歯間ブラシと糸楊子!口臭で嫌われないために

糸楊子の特徴

 

糸楊枝とは、ホルダーの付いたデンタルフロスのことです。これも歯と歯の間の歯垢をとる道具で、製薬会社のコマーシャルでもよくやっています。

 

実際に使うとちょっと面倒なのですが、虫歯や歯周病の殆どは歯と歯の間から始まるので、糸楊枝を使うか使わないかで予防効果が相当大きく変わるのです。糸ようじはデンタルフロスが苦手な方にお勧めです。

 

デンタルフロスは糸を指に巻き、歯と歯の間の歯垢をとる道具で、基本的には糸楊枝と目的は同じです。しかし、デンタルフロスの場合、うまく指に巻けない、奥歯の歯と歯の間にうまく入れられない等の難点があり、そんな人には糸楊枝がお勧めという訳です。糸楊枝なら、初めからデンタルフロスが使いやすいよう、T型やI型などのホルダーに巻かれています。

 

糸楊枝を使ってみて、引っ掛かりがあるようなら初期虫歯のサインだと思ってください。ちなみに糸が取れなくなる場合もあるのですが、そんな時は一部をハサミで切れば、横から糸が抜けます。

 

また、治療した詰め物の劣化状態も確認できます。基本的に銀歯やプラスチックは劣化しやすく、糸楊枝を入れて、以前の詰め物が引っかかる、糸がほつれるという場合は、劣化していたり、詰め物の隙間で虫歯が始まっている可能性があります。

 

そして、糸楊枝に血が付いてくる場合は歯周病かもしれません。歯と歯の間は特に歯周病が進行しやすい場所なのです。2週間程度、糸楊枝を毎日使っていても、まだ出血しているなら、歯医者で確認した方がいいでしょう。口臭対策もさることながら、マウスケア全体のためにも、歯間ブラシ、糸楊子を大いに活用したいものです。