口臭には歯間ブラシと糸楊子!口臭で嫌われないために

気になる口臭

 

身体において臭いが気になる部分はいろいろあります。髪の毛、頭、口、ワキの下、足先、全身の汗、などですが、そもそもこうした部分から発している臭いというのは、細菌が作った複数の化学物質が混ざったものなのです。そして、前述の通り、口臭の原因は、口の中の細菌が犯人というわけです。

誰もが気になる口臭ですが、その原因は歯垢中で臭い物質を作る嫌気性菌なのです。嫌気性菌とは、細菌の中でも、酸素分子の存在しない環境で生きている細菌のことです。

嫌気性菌には、偏性嫌気性菌と耐気性嫌気性菌があります。偏性嫌気性菌は、酸素分子20%を含む大気の環境では全く発育しない細菌で、耐気性嫌気性菌は、酸素に抵抗性を得て大気中でもある程度増殖できる細菌です。

 

いずれにしても嫌気性菌は「空気=酸素」が好きではありません。普通に考えれば人間は空気を吸って生きているので、口の中にも酸素がいっぱいではないのか?と考えるでしょう。口の中は嫌気性菌が増殖できる環境でない感じがします。

 

ところが、口の中で嫌気性菌が増殖できる場所として「歯垢」があるのです。確かに歯垢の表面は空気に接しているのですが、中までは酸素が浸透しませんから、嫌気性菌はこの中で繁殖しているのです。

 

ちょっと考えたくないですが、口臭のある口というのは、「口の中でクサヤの干物を作っている」ような感じなのです。それなら臭いのも当然です。